《心の健康》今の自分のポジションを見つけることの大切さ
私たちの多くは、健康で安心した生活を求める傾向が強いと思います。しかし、実際には体調を崩したり、気持ちが沈んでしまうこともあります。
そのような時に、好きな買い物をしたり、旅行に行って気晴らしをしてやり過ごすこともあると思います。
しかし、どうしてもうまくいかない、またはどうしたらよいのか分からない時には、カウンセリングをしようと思う方もいらっしゃると思います。
カウンセリングは、これまで出来ていたことを、以前と同じように出来ることを目標にする方もいらっしゃいます。
しかし、話し始めると、以前に行っていたことが本当に自分がしたかったことなんだろうかと疑問を持たれる方もいらっしゃいます。
振り返ると、それは親だったり世間からの常識を押しつけられたものが、どこか本人の希望という形に姿を変えている場合もあります。
自分が本当にやりたいと思っていることと、実際にやっていることの違い。気持ちと身体の間にギャップがあると、人は体調を崩しやすいのかもしれません。
当然、気持ちだけに合わせた行動を取ることは難しいことも多いので、どこかで折り合いは必要にはなるでしょうが。
そんな風に考えると、「じゃあ自分はどういう人間で、どうしたいと思っているのだろう?」そういった疑問が出てきます。
いわゆる世間的に言う「自分らしさ」のようなものです。周囲の期待や、あるべき常識の中で、自分という一人の大切な存在について知ること。
それは、何か目標を持って目指していくことよりも、自分のポジションを今一度見直す機会を持つことによって気づく。実はそれが、大切なことなのかもしれません。
(三杉)