《心の健康》”褒め”の効能
多くの人は、人から褒められると嬉しい気持ちになります。褒められたら、もっと頑張ろうと、良い行動を増やしていく行動へと繋がりやすくなります。
褒めるとは、相手のことを認める行為の一部だと考えられます。子どもは、一番身近な母親から褒められると、自分の頑張りや存在を認められたと感じることで、気持ちが安心し、自己肯定感も増すことになるでしょう。
同時に、人を褒めるという行為は、褒める側にもプラスがあると思います。相手が喜ぶ姿を見ると、こちらも嬉しい気持ちになります。そして、相手の良いところを探そうとする行為自体が、とても前向きで明るい気持ちになると思います。
そう考えると、自分で自分の事を褒めるという行為は、両方のプラスが自分に向くことになります。自分を褒めるということが、自分を認め、そして自分を許すことになるのでしょう。
「そんなこと言っても、自分には褒めるところなんてないんです。」という風に考える方もいらっしゃるかもしれません。それは、
「今の自分がやれていることは当然で、褒めるに値しない」
と考えているのではないでしょうか。
「今日は仕事を休まずに行けた。」
「甘いものを食べたかったけれど、クッキー一つで我慢した。」
など、日常的なことの中にも「自分を褒めるポイント」を見つけられる部分は沢山あると思います。すこし意識しながら生活してみるのも良いかもしれませんね。
三杉