先日、かねてより憧れていた “超高級牛焼肉1kgセット”を大奮発して購入しました。「肉 解凍法 ベスト」などとスマホで検索しつつ、ウキウキで待つこと1週間。ついに届いたお肉“すべて”を、じっくりと解凍していきました。
数時間ほどで万全の状態が整いました。意気揚々と鉄板にお肉を並べ、美味しそうに焼けたお肉を口に運びます。口いっぱい広がる旨みと脂に、満面の笑みを浮かべるBOKU。ですが、数枚食べた所で、違和感を覚えます。なぜか、お肉に箸が伸びないのです。「いやいや、そんなまさか」と思いつつもう数枚食べていくと、今度は、あんなに愛おしく見えたお肉が憎たらしく見えてくるではありませんか。
・・・聡明な皆様なら、もうお分かりかと思います。大人になったBOKUの胃腸は、高級牛の脂に負けてしまったのです。「だから高級店のお料理は、あんなにちょっとしか量が無いんだ」と世の真理に触れると共に、目の前に残された解凍済の高級肉850gを呆然と見つめることしか、できませんでした・・・。
適切な自己理解と、正しい見通しを持つこと。この2つの大切さを、改めて学ぶ機会になりました。以上、「ある意味こわい話」のコーナーでした。
ペンネーム:かなしみのBOKU