料金・治療法

-サービス内容-

個人カウンセリング

1対1の面談を通して、1人で抱えることの難しかった課題の解決に向けて、カウンセラーがお手伝いをします。
共に向き合う中で、1人では気が付かなかった、ものの見方や考え方を見つけ、自らが主体的に解決に向けて歩んでいけるようになることを目指します。

カップル(夫婦)カウンセリング

恋人やご夫婦の関係に関する問題について、個人の問題ではなく、お2人のこととして考えていきます。
時間をかけてお互いの考えを理解しあうことを通して、より安定した関係性を構築していくことを目指します。

家族カウンセリング

ご家族一緒にカウンセリングを受けることが出来ます。親子間の問題や病気を抱える家族の一員を、家族がどう理解しサポートしていけば良いのかなどを、共に考えるお手伝いをします。

心理検査

自己理解を深めることやカウンセリングに役立てるために心理検査を活用しています。また、医療機関や他機関からのご紹介でご本人に心理検査を実施し、医療機関での治療や、クライエントの特性に応じて、会社等での環境調整の援助にも役立てて頂いています。
信頼性や妥当性が保たれている様々な心理検査を用いて、知的能力、認知機能、対人スキル、パーソナリティの特性等を客観的に測定、把握することで、自分の強みや弱みを知ることによって問題解決に向けた対処法の習得を目的として行います。

スーパービジョン

主に臨床歴3年目までの初学者を対象に、医療機関を含む臨床現場で行ったカウンセリングの記録を持参して頂きます。クライエントの理解を深め、介入方法について検討を行い、より良いカウンセリングが行えることを目的としています。また、心理検査(ロールシャッハ他)のスーパービジョンも行っています。心理検査については、グループ(2名以上)でも行っています。

-初回面談-

60分・個人 10,000円(税別)
60分・夫婦/家族 12,000円(税別)

-継続面談-

45分・個人 7,000円(税別)
60分・夫婦/家族 11,000円(税別)
心理検査・スーパービジョンの料金についてはお問合せ下さい。

-治療法一覧-

精神分析的心理療法

精神分析的心理療法とは、フロイト(S.Freud)によって創始された精神分析の考え方に基づく心の理解と治療のための方法です。 私たちは知らない間に、様々な無意識に縛られていることがあります。例えば、親の価値観、上昇志向、学歴主義などです。自分を縛る見えないものがいったい何なのか、心の深い部分を見つめていくプロセスを通して、自分が本当に求めているものを探して行きます。そうする事で、今まで以上に自分の気持ちを理解できるようになり、自分の気持ちを自分で抱えて行けるようになる事を目指します。 面接は、クライエントが自分の心に向き合って心に浮かぶことを自由に話して行く作業にカウンセラーが付き添い、心の中で起きていることについて一緒に考えて行くというイメージが近いと思います。

来談者中心療法

来談者中心療法は、「クライエントの話をよく傾聴し、クライエント自身がどのように感じ、どのように生きつつあるかに真剣に取り組んでいくことで、自らが気づき、成長していくことができる」ということを基本的な考えとしています。人間は、成長・自律・独立等に向かう「実現傾向」を持つと考えます。カウンセラーは、自らの体験・意識・表現が一致していること、クライエントに無条件の肯定的な関心を持つこと、共感的に理解することを大事にします。

行動療法

行動療法は、クライエントが現在抱えている行動上の問題(たとえば、恐怖症、生活習慣など)に焦点を当て、それらの問題は、「その場面に対して、何らかの原因で、不適切な反応(感情や行動)を結びつけ、それが習慣化してしまったこと」によるか、「その場面に対して、適切な反応(感情や行動)をまだ習得していないこと」によって起きていると考えます。 クライエントとカウンセラーが共同して行動面での治療目標を立て、さまざまな技法を用いて不適切な反応を修正したり、適切な反応を形成していきます。例えば、スモールステップで、徐々に恐怖対象に慣れるようにしたり、適切な反応の練習をしたりしていきます。

認知行動療法

認知行動療法は、クライエントの自助力(セルフヘルプ)の回復や向上を目的とする、問題解決型の心理療法です。クライエントが今現在抱えている問題の全体像を一緒に理解した上で、具体的な面接目標を立て、目標達成のために様々な技法を用いることがその特徴です。 よく使われる技法には、例えば「認知再構成法(ネガティブな考え方を柔軟にするための方法)」や「行動活性化(活動することで気分を変容させる方法)」などがあります。 面接は、カウンセラーとクライエントの「協同作業」として進められます。したがって、カウンセラーは様々な説明や提案をしますし、クライエントも練習をしたり課題を考えていくことになります。

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

ACTは,新世代の認知行動療法の1つで,クライエントが様々な苦痛や困難な出来事に直面しても,その人らしくより豊かな人生を送れるように支援する心理療法です。クライエントが抱えている心理・行動面の問題を生活習慣の問題として捉えます。クライエントとカウンセラーが共に現在生じている悪循環を整理・理解した上で,体験的な技法を用いてクライエントの不快な思考や感情,症状と上手く付き合い,よりよく生きるための行動を積極的に促進していきます。「マインドフルネス(価値判断せずに“いまこの瞬間”に注意を向ける)」や「アクセプタンス(不快な思考や感情をそのままにしておく)」といった技法があります。

SST

SSTとは「ソーシャル・スキルズ・トレーニング(Social Skills Training)」の頭文字を取ったもので、日本語では「社会生活技能訓練」と呼ばれるものです。アメリカの精神科医リバーマンが考案したものであり、日本では1988年から紹介され、取り入れられています。 クライエントが社会で生活していくための技能(スキル)を身につけていくことを目標としており、対人関係のスキルや服薬管理・症状管理のスキルなどをカウンセラーと一緒に練習しながら、獲得していくものです。 大きな特徴としては、希望未来志向的であることが挙げられ、クライエントの希望に基づいて支援していくものであり、一人ひとりの対処能力を高め、色々な場面で活用できるようにしていくことが期待されます。

エモーション・フォーカスト・セラピー(EFT)

EFTとは、感情を重視した心理療法のことで、その人が過去の傷つき経験の中で身につけて来た、心身に起こる不適応な感情のパターン(例:怒られると、身体がこわばり、涙が出たり、激怒してしまう・・など)が、現在の悩みに対しても影響を及ぼしていると考えます。 面接では、カウンセラーとの安全で安心できる関係の中で、面接内で出てくる感情を扱うことによって、過去の傷つき経験によって感じる事の出来なかった、より自分らしい感情(例:怒るばかりでなく、本当は認めて欲しかった・・など)に気づく為のお手伝いをします。より自分らしい感情に気づくことで、その人が持つ感情の力を回復したり、感情のコントロールがしやすくなることで、現在の悩みが改善できるように、カウンセラーが一緒に取り組んでいきます。

ユング派分析的心理療法

ユング(C.C.Jung)が提唱した理論であり、ユング心理学(分析心理学)にもとづく心理療法です。私たちはあまりにも「あるべき自分」に協調され「いまある自分」が抑え込まれると、全体としての自分の機能や可能性が損なわれ、それが現実生活にも支障が来すことになります。「症状」という形で気づかされることが多いのですが、その気づきは今までまとまっていた世界を揺さぶり破壊する一面もあり、必ずしも安易な道とはいえないでしょう。ユング派分析療法はその症状にとらわれずに個人の全体性の協調をすることに注目すべきと考えています。ユング派分析療法の技法として絵画療法、夢分析などイメージを通して個人の心の葛藤を理解し、心のケアや治療に役立てることができると考えられます。

住 所
〒190-0012 立川市曙町1-15-2
受付時間
9時30分~19時(月曜日~日曜日)
電話番号
042-526-1185