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《役立つ知識》不眠症へのカウンセリング

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生活リズム乱れてませんか?

在宅勤務の増加により、生活にメリハリがなくなってしまうとリズムは乱れやすくなります。
またSNSを見すぎると色んな事を考えてしまい、眠れなくなりやすいでしょう。
さらに、子どもたちと過ごす時間が増え、予想外の事が多々起きるとイライラして眠れなくなる事もあります。
加えて、外出が減り、身体の疲労が少なくなった事で眠る時間が遅くなることもあるかもしれません。

眠れなくなると、身体の疲労がたまり、集中力も低下し、気分も落ち込みやすくなります。
「もっと寝なきゃ」と思う事で焦ってしまい、より眠れなくなり、悪循環に陥ってしまう事もあります。
睡眠は人生の1/3の時間を使うためしっかり取りたいですよね。

入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難、日中の過度の眠気などが1か月以上続くと相談した方が良いかもしれません。
睡眠環境に問題がなく、身体にも問題がなければカウンセリングが効果的な可能性が出てきます。

不眠症に特化したカウンセリングとして「不眠への認知行動療法(CBT-I)」があります。
睡眠教育・睡眠衛生指導、リラクセーション、睡眠スケジュール法、再発予防からなるプログラムです。

⓵睡眠教育・睡眠衛生指導
生活リズムの見直しや睡眠について学びます。
日中に睡眠欲求をいかに貯めるか、睡眠を悪化させる行動を減らす事が出来るかがポイントです。

⓶リラクセーション
漸進的筋弛緩法が一般的です。他にも呼吸法や自律訓練法なども使われます。

⓷睡眠スケジュール法
布団にいるのは眠る時間だけにしていく方法です。
睡眠効率をあげるために遅寝早起きをしたり睡眠を圧縮させていきます。ここが頑張りどころです。

⓸再発予防
これまでの睡眠を振り返り、再発を防ぐための方法を話し合っていきます。

色々述べてきましたが、今は不眠に関する本がたくさん出てますし、アプリもたくさんあります。
まず、睡眠について学んでみることが良いかもしれません。
困った時はいつでもご相談ください。

参考にしたもの
ベッドにいてはいけない―不眠のあなたが変わる認知行動療法(土井、2018)
CBT-Iマニュアル(日本睡眠学会、2020)
ぱんだ先生のこころメンテ(You‐tube、2020)

作成者:コマツ

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