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《心の健康》自分の基準を押し付けてない?相手に対して持つべき〇〇とは?

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先日このようなツイートをしました。

人付き合いをしていて、こんな経験はありませんか?

・ただ話を聞いて欲しいだけなのに、アドバイスをされること。
・色々と面倒は見てくれるんだけど、実はひとりになりたいってこと。
・自分も話をしたいのに、相手ばかりが話をして、聞き役にまわること。

相手は、あなたを責めるつもりは無いようです。
逆に、あなたのことを考えてやっていることもあります。
けれど、実はその「あなたのために」という思いが、相手とずれている時に、
相手はとても苦痛に感じることがあります。

では、何が足りないのでしょうか?

すでにツイートにも書いているように、「相手を想像する力」が足りていないのかもしれません。

 

 

◆想像力ってなんだろう?

想像力とは、相手が今この瞬間にどんなことを考えているのかについて、あれこれと考えることです。

・今は疲れていないかな?
・今は一人になりたいかな?
・今はこの話を楽しんで聞いてくれているかな?

このように、様々な視点を持って、相手の気持ちを考えることが大切です。もちろん、全てが正解ではありませんし、間違えてしまうことも当然あります。ただ、「想像する」という姿勢が、とても大切です。

 

◆想像力が難しい人の特徴

想像力が難しい人の特徴として、「自分の想いが強すぎる人」があります。
どうしても正解が一つしか無くて、自分の意見以外は正しくないと考えている人です。
そして、正解を相手は知らないので、教えてあげないといけないと考えています。

すこし、げんなりしませんか?

「健康になるためには、朝ご飯に納豆を絶対食べるべきだよ。」
「身体を動かさなきゃ不健康になるよ。毎朝マラソンしなよ。私はそれで健康になったし、絶対やるべきだよ。」

確かに、納豆もマラソンも健康には良いかもしれません。

ただ、それは1つの選択肢であって、絶対的なものではありません。
「その方に良かったからと言って、万人に良い訳では無い。」という視点が無いと、
押し付けられたと感じてしまいますよね。

 

◆相手に声をかける時のポイント

【相手の表情や言葉の変化を感じること】
アドバイスをすること自体は悪いことではありません。
しかし、それを伝えた時の相手の反応を見てみましょう。
目線を外したり、他の話題に流そうとしている時は、正直今の話を止めて欲しいと感じているサインかもしれません。
相手の反応が悪い時には、同じようにトーンダウンする必要があるでしょう。

【参考になれば良いけれど、あくまで私の体験として…と前置きする】
アドバイスを伝える時に、これは1つのアイディアとして聞いて欲しいと最初に伝えます。
その為、絶対にこれしかないという訳では無く、数ある選択肢の1つとして考えて欲しいと伝えた上で、アドバイスをしましょう。相手も、気楽な気持ちで聴くことが出来るでしょう。

【アドバイスより一緒に考える姿勢】
アドバイスをするよりも、困っている人に対しては、話を聞いたり一緒に考える姿勢が大切です。
多くのアドバイスは、「そんなことわかってるんだよ。それが出来ないから困ってるんだよ。」と思われることが多くあります。

相手が困っていることをまずはちゃんと聞いてあげて、その困り感を一緒に考える。
それは、今すこしだけでもやれていることを応援したり、出来ないことを一緒に悩んだりすることです。
気持ちを受け止めて貰えるだけでも相手はとても安心します。

信頼が出来ていれば、あなたの言葉も相手に届きやすくなります。

 

◆自分の基準と相手の基準の違いを認めよう

あなたにも、あなた自身の考えがあるように、相手にも同じように考えがあります。
分かり合っている関係においても、全てが同じではありません。
特に、相手が辛そうにしていると、どうしても助けてあげたいという気持ちが高まり、余計にあれこれ言ったりやってあげたくなることもあるでしょう。
しかしその行為が、相手のプライベートな部分まで侵入されるような体験になっているとしたらどうでしょうか。
良い行動だったはずが、実は迷惑な行為になってしまいます。

「自分の基準がある。相手にも基準がある。」

この視点を持ちつつ、相手のことを想像しながら関わることが大切です。
いつもうまくいくとは限りませんが、お互いが相手のことを想像する関係は、とても素敵な関係性を作っていく土台になるでしょう。

 

三杉達也

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