《心の健康》アドバイスは誰が得?【答えはアドバイスした側】
先日のブログで、「アドバイスをされることの3つのデメリット」について、記事を書きました。
そこで、疑問になるのが、
「じゃあ、アドバイスって誰の得になるものなの?」
ということです。
受ける側にメリットが無いものだとしたら(状況によってはアドバイスを受ける側にメリットがあります)、誰の得になるんだって考えると思います。
結論から言うと、「アドバイスをした側」になります。
ここでは、アドバイスをした側が得をする3つの理由をお伝えします。
1.主従関係のようになりやすい
アドバイスをした側、される側という構図は、どこか上下関係に似ています。
アドバイスをする人は(全てでは無いですが)、相手に対して優位な立場になることが多いでしょう。
「マウントを取る」といった表現があります。すぐにアドバイスをしたがる人は、常に優位な立場でいようとする傾向があります。相手と上下関係を作ろうといった目的があるかもしれません。
2.優越感を持つことが出来る
人に何かを提供できたということで、満足感に繋がることがあります。
困っている人を助けると、助けた側にも喜びの感情を持つことがあるのは自然です。
何かを相手にすることで、自分の存在価値を感じるといった方もいるかもしれません。
(ありがとうと言われることで、満たされるといった感じです)
※逆に何も言われないと、とてもイライラしてしまう人もいますね。
3.自分には力があるんだと思える
相手にアドバイスが出来るということは、先に述べたように、自分が優越感を得られることになります。
アドバイスを続けると、自分には力があるんだと感じられることも多くなるでしょう。
人によっては、自信に繋がることもあるでしょう。
自信を持って、前向きな行動に繋がることもあるかもしれません。
■アドバイスをする上での注意点
アドバイスをする側にメリットがあるんだとしたら、常にアドバイスをするように意識をしていれば良いのか?と考える人もいるかもしれません。
しかし、実際には、それはあまり推奨されません・・・
アドバイスをされる側にとって、デメリットがあるからです。
「別にアドバイスなんて求めていないのに、色々言われた。」
「なんか偉そうな態度が鼻につく」
「自分の成功をひけらかして」
などと感じる人もいます。あなたも1度は体験したことがあるでしょう。
そこには、「相手の立場や気持ちを想像することが欠けていること」が問題となります。
今相手は何を求めているのだろうか?
自分がアドバイスをすることによって、相手にどんな影響があるのだろうか?
これらを考えてアドバイスをしないと、相手にとってもマイナスな働きかけになってしまいます。アドバイスは行えば良いというものでもなさそうですね。
三杉