最近、家でエアコンをつけることがなくなり、代わりに窓を開けるようになりました。涼しい風や虫の鳴き声が入ってきて心地好いです。秋ですね。
ここのところ心地よい季節の期間が減ってきている気がするので、このわずかであろう秋を存分に楽しみたいと思っています。
私にとって“秋を存分に楽しむ”方法は、寝る前の支度を済ませてから、夜風に当たりつつ自分時間を楽しむことです。少し前まではその自分時間に音楽を流しながらゲームや読書をしていたのですが、ここ1週間は映画をみて過ごすことが多くなりました。
私、映画や本は、然るべきタイミングで出会うものだと思っています。
なんとなく「あ、これ気になるな」と思った時がその作品に触れるべきタイミングであり、そういう風にして出会った作品はしっとりと確かな重みをもって心に残ります。
そんな考えを持つ私が最近出会った映画は「かもめ食堂」と「めがね」。
淡々と過ぎゆく時間に、どこかで存在していそうな登場人物、それぞれのシーンに寄り添う静かで自然な音楽。どちらの映画もドキドキハラハラしない代わりに、日々の愛おしさを感じさせてくれる、そんな内容でした。
気付けば映画に包まれ、穏やかに楽しんでいた秋の夜長。
やりたいことは他にも沢山あるけれど、焦る気持ちは一旦放置で。今は他にも出会うべき映画がありそうな予感がしているので、ゆったりその予感に身を任せたいと思います。
ペンネーム:ふかふかのお布団