この間、親戚の家で過ごした幼少期の夏を思い出しました。今は冬だけど。
田んぼだらけの田舎にぽつんと建つ家で、遊びに行くと玄関には来客用布団が積まれていました。大人に見つからないよう、バランスが崩れないようにその上に乗って、玄関の扉を開ければ雨上がりの晴れ間に虹、夜には花火が見えました。
あの頃はただただ暑さに唸っていたけれど、思い出してみると輝かしい夏の記憶です。
冬に思い出す夏の情景って、暑さが恋しくなるからかやたら魅力的だったりしませんか?
ガリガリ君が溶けた液体の瑞々しさとか、市民プールに向かう日差しの強さとか。
でもまあそんなこといったって、実際に夏が来たらまた冬が恋しくなることでしょう。
PN:ふかふかのお布団